三浦和義自殺


10/10に、三浦和義が自殺したそうだ。
「ロス疑惑」が騒がれていた頃、当時の私はまだ子供だったので、事件の詳細を全く知らなかったが、三浦和義という名前がテレビに出ていたような記憶がある。
三浦和義の自殺によって、事件の真相が闇に葬られてしまった。

ロス事件、突然の幕引き 三浦元社長、移送前は「闘う」(2008年10月12日)(asahi.com)

私にとって、三浦和義=ロス疑惑
というより、三浦和義=プライバシー権
の方を最初に連想してしまう。

今年(2008年)に、「弁護士いらず改訂新版」という三浦和義の本を目にし、パラパラと立ち読みしたら、余り類を見ない実践的な民事訴訟の本だったので、思わず購入してしまった。

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「ロス疑惑」が騒がれていた頃、マスコミによって、三浦和義にはプライバシーが無かったり、名誉毀損も多々あったそうだ。
そこで、三浦和義は、東京拘置所内で法律の勉強をし、本人訴訟(民事訴訟)をしていたらしい。
この本によると、「勝訴率80%前後」という記載があるので、大したものだ。

民事裁判の傍聴をした方なら分かる方もいらっしゃると思うが、民事訴訟では、弁護士を付けない被告もいる。
付けないというより、付けられないというのが正しいかもしれない。

例えば、アパートの家賃を滞納しているような人が、大家に部屋の明け渡しを要求されたが、それでもアパートに居座っているので、大家から部屋の明け渡しを求める裁判をされたという事例を思い浮かべれば分かり易いと思う。

原告は、大家。
被告は、部屋を借りている人。

当然、原告の大家は弁護士に依頼して、裁判には弁護士だけが出席している(刑事訴訟ではないので検察官は登場しない)。
被告の部屋を借りている人は、家賃を滞納しているくらいなので、弁護士に依頼するお金が無い。
だから、本人だけが出席するという構図となるのだ。

しかし、三浦和義は、本人訴訟なので、先程の例と逆の構図となる。
自分で戦いを挑んで、弁護士相手に、「勝訴率80%前後」というので、大したものだと思ったのだ。

私が購入したのは、「改訂新版」だから、初版本が好評だったからだろう。
この本を読んで、励まされた人も多いに違いない。

注 三浦和義を賞賛するような記載となっていますが、今回の掲載は、プライバシー権からの視点だからです。
「ロス疑惑」そのものの掲載ではないので、このような掲載となってしまいましたm(_ _)m



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